ものづくり補助金

ものづくり補助金の省力化(オーダーメイド)枠の業種別活用事例!

ものづくり補助金の省力化(オーダーメイド)枠の業種別活用事例!

2024年度の注目のものづくり補助金の省力化(オーダーメイド)枠。
イメージは湧くけれども具体的にどのように活用すれば良いか分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はものづくり補助金の省力化(オーダーメイド)枠の業種別活用事例について解説していきます。

ものづくり補助金の省力化(オーダーメイド)枠は人手不足業界が有利か?

ものづくり補助金の省力化(オーダーメイド)枠は労働力不足を背景とした省力化をテーマとした補助金です。
そのため、人手不足が顕著な業界に有利に働く傾向が強いと考えられます。
近年人手不足が叫ばれている業界は下記の通り。

  1. 旅館・ホテル業界:インバウンド需要の増加により、特に正社員での人手不足が75.6%と非常に高い水準にあります​​。
  2. 介護業界:高齢者の人口増である一方で、低賃金や重労働が定着しており、人手不足が深刻化しています​​。
  3. 建設業界:様々な建設関連の職種で人手不足が顕在化しており、建設業界全体での人手不足の割合が高い状態です​​。
  4. 飲食店業界:特に非正社員における人手不足が顕著で、その割合が82.0%にものぼります​​。
  5. 物流業界:2024年問題の影響が懸念されており、人手不足が深刻化しています​​。

これらの業種は人手不足、労働力不足が叫ばれており、ものづくり補助金の省力化オーダーメイド枠で有利に働く可能性が高いでしょう。
そこでどのようなシーンで省力化オーダーメイド枠が利用されることが想定されるか次の章で解説していきます。

省力化(オーダーメイド)枠の想定事例

ものづくり補助金の省力化(オーダーメイド)枠が利用が想定される事例を業種ごとに解説していきます。

旅館・ホテル業界

旅館・ホテル業界はインバウンドが急増していることもあり、慢性的な人手不足が続いています。
ルフチェックイン/チェックアウトシステムの導入やチャットbot、問い合わせの自動化は省力化の代表的な事例であり、補助対象となる可能性が高いです。
ロボットや自動化技術を活用したルームサービス、デジタルキーやモバイルキーの導入費も補助対象となる可能性があります。

介護業界

介護業界も慢性的な人手不足が続いている業界の一つであり、省力化(オーダーメイド)枠を活用できそうです。
介護業界での代表的な想定事例は下記の通り。

  • 音声認識技術とAIアシスタント:音声認識機能を持つAIアシスタントを介して、利用者の日常的な質問やリクエストに応じることが可能に
  • 自動監視システム:センサーやカメラを使用した監視システム。これにより、施設内での利用者の安全を24時間自動的に監視することが可能
  • 電子カルテ、介護記録の自動化システム:記録の作成、管理、共有が簡単に
  • 介護ロボット:歩行支援ロボット、リフトアップロボットなど

介護業界はまだまだアナログな環境であるため、ものづくり補助金の省力化(オーダーメイド)枠はチャンスと言えるでしょう。

建設業界

建設業界も人手不足が進んでいる業界です。
2025年には、建設業の労働人口が約90万人不足すると予測されており、深刻な人手不足が続いています。
一方で、デジタル化が進んでおらず、省力化できる余地は大きそうです。
建設業界での代表的な想定事例は下記の通り。

  • 建設用ロボット:溶接、塗装、積み上げ作業などを自動で行うロボット
  • ドローン:建設現場の空撮を行い、地形や作業進捗の確認を迅速に
  • 3Dプリンティング技術:製造工程の自動化とコスト削減が可能に
  • 自動化された建設機械:GPSやAI技術を活用した自動運転建設機械

飲食店業界

飲食業界も人手不足が叫ばれていますが、近年では様々な効率化・省力化できるシステムや機械がでてきています。
そのため、比較的簡単に必要なシステムや機械を導入できるかもしれません。
飲食業態での代表的な想定事例は下記の通り。

  • セルフオーダーシステム:タッチスクリーン端末やスマートフォンアプリを使用して、顧客が直接注文を行えるシステム
  • POS(販売時点情報管理)システム:注文や売上、在庫管理を一元化するシステム
  • オンライン予約システム:ウェブサイトやアプリを通じて、顧客が直接予約を行えるシステム
  • キッチン自動化ロボット:料理の調理過程を自動化するロボット
  • デジタルメニューボード:メニュー項目や価格の変更を簡単に行えるデジタル表示板

物流業界

物流業界も近年、人手不足の影響を受けており、ものづくり補助金の省力化(オーダーメイド)枠の恩恵を受ける可能性があります。
2024年問題に伴うドライバー不足や倉庫作業員の不足は、物流業界にとって大きな課題です。
以下は物流業界での省力化の想定事例です。

  • 自動化倉庫システム:商品の保管やピッキングを自動化するシステム。ロボットによる自動ピッキングや自動搬送システムが含まれます。
  • 遠隔操作フォークリフト:遠隔から操作可能なフォークリフトにより、一人のオペレーターが複数のフォークリフトを同時に操作できます。
  • RFID技術:無線周波数を使用した商品の追跡と在庫管理。RFIDタグを使って、リアルタイムで商品の位置や状態を把握できます。
  • AIによる物流最適化:AIを用いたデータ分析により、物流ルートの最適化や配送計画の効率化を図ります。
  • ドローン配送:特に緊急性の高い小包や医薬品などをドローンで配送することで、人手を要する配送作業の軽減が可能です。

まとめ

2024年度のものづくり補助金の省力化(オーダーメイド)枠は、人手不足が深刻な様々な業界にとって大きなチャンスです。
旅館・ホテル業界、介護業界、建設業界、飲食店業界、物流業界など、労働力不足を背景にした省力化を目指す企業に特に有利になる可能性が高いです。
各業界において、セルフチェックインシステム、AIアシスタント、建設用ロボット、セルフオーダーシステム、自動化倉庫システムなど、様々な省力化技術やシステムの導入が想定されています。

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